普通は文化祭と言うと秋頃に開催している高校は多いですが、中には夏に文化祭を開催する地域もある様です。
夏に文化祭を開催する高校のその理由としましては、学校がある地域が基本的に農業が盛んな所と言う事で、農作物の収穫時時期と秋の文化祭の時期が重なると収穫の手伝いが出来なくなる事から、自宅が農家だと言う家の子に配慮して文化祭が夏に設定されてきました。
今の時代は農作物の収穫に追われる様な農家の子供は少なくなってきているので、夏に文化祭をする風習だけが取り残されてしまった様です。
我が家の近くの高校では、夏休みが終わってすぐに文化祭が行われています。
夏の文化祭なんて暑くて面倒臭そう?と言うイメージがありますが、夏に引退する事が多い3年生にとっては文化祭がこの時期に開催されるのはとても都合が良いですね。
秋になると受験勉強や就職試験の準備が忙しくなります。
夏休み後の放課後に文化祭の準備をするよりも、夏休みに準備をした方が就職や進学の準備をする為に一区切りつきやすいので、農業地域に関わらず他の地域の学校でも夏の文化祭の開催は良さそうな気がします。
それに文化祭の定番のクラス出し物で人気のオバケ屋敷などは、夏の文化祭の方がやりやすいと言うか、肝試し的に入ってちょっとした恐怖感を味わえる点でも盛り上がりそうです。
ただ、昨年からの新型コロナの感染予防対策で、入場者は生徒の家族に限られたり、中止になっていたりします。
そのため、文化祭が少し活気が薄い様な状態になっているそうなので、早くコロナが終息してたくさんの人が文化祭に来場できる日が来て欲しい所です。
結局今年もまだまだ終わりの見えない状況になっていますが、文化祭は粛々と行われていって、生徒の伝統文化は受け継がれて行くと思います。
文化祭というと芸術の秋に行われるイメージが強かったのですが、夏に行われた方が利点が多いことがわかりました。
夏に行われても、秋に行われても高校生の思い出になることは間違いないので、楽しみたいですね。
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