映画「恋する寄生虫」は奇妙で謎なタイトルですが、タイトルの意味を回収する結末でした!
あらすじは、心の痛みを抱えた孤独な若者の切ない恋愛が描かれた切ないファンタジーラブストーリーです。映画の結末は虫のせいでハッピーエンドだったことまとめます。
注目されている俳優の林遣都さんと女優の小松菜奈さんがW主演を務めます。
映画「恋する寄生虫」の原作は、作家・三秋縋さんの18万部突破の人気小説です。
映画の簡単なあらすじ
高坂賢吾(林遣都)は、ひどい潔癖症で人と接することができない孤独な青年です。
ある日、視線恐怖症で不登校の女子高生・佐薙ひじり(小松菜奈)の面倒を見ることになります。
ひじりの露悪的な態度に困惑する高坂でしたが、それはやがて自分の弱さを隠すためのものだと気付き、親近感を持つようになります。
クリスマスに手をつないで歩くことを目標に二人はリハビリを始めるのですが、次第に惹かれ合うようになり、初めての恋に落ちます。
でもその恋心は寄生虫のせいだった?
そこで、映画「恋する寄生虫」の謎や疑問に答えます。
- 「恋する寄生虫」奇妙なタイトルの意味とは?
- 二人の出会いは虫のせい
- 頭の中に寄生虫がいる?
- 寄生虫の本当の意味
- ラストの結末はどうなる?
林遣都さんと小松菜奈さんがW主演する映画「恋する寄生虫」は、2022年11月12日に公開されます。
映画「恋する寄生虫」結末はタイトルの意味を回収するハッピーエンド
映画「恋する寄生虫」の結末は、
2人の恋心は出会った時から恋するまで、2人の頭の中にいる寄生虫が起こしたものでした!
お互いのために切なく別れますが。
治療の直前、高坂とひじりがキスをしたときに、高坂の虫がひじりの体内に入り込み、虫が消えることは無くなりました。
つまり、二人の恋心も消えることはないのです。
「最後は、二人とも結局、虫を退治できなくて、お互いへの恋心を失うことはないというハッピーエンドです。」
結末までのあらすじ!寄生虫が二人を出会わせた
主人公の青年・高坂賢吾(林遣都)は、失業中であり、病的な潔癖症です。
もう一人の主人公は、女子高生の佐薙ひじり(小松奈菜)で、視線恐怖症に悩んでいました。
そんな二人は、社会復帰に向けてリハビリを共におこなうことになったのですが、やがて二人は恋に落ちます。
精神的な障害を抱えてきた二人は、今まで他人と関わることができず、ずっと孤独でした。
二人にとってお互いの存在は、初めて出会った理解者だったのです。
二人は心の距離が近づくにつれて、自分たちの症状が軽くなるのを感じていました。
周囲の視線も汚れも気にせず、二人で手を繋いでクリスマスの街を歩きたい。
二人はそんなささやかな目標を立てます。
しかし、彼らの幸せな時間は長くは続きませんでした。
恋する寄生虫のタイトルの本当の意味
2人の頭の中に寄生虫がいることがわかりました。
高坂やひじりが社会に適応できなかったのは、すべて虫のせいだったことが明らかになります。
そして、二人が出会って恋に落ちたのは、二人の頭の中にいる虫が繁殖のために、お互いを求めあっただけだったことまで、わかってしまいます。
虫には寄生している宿主を自殺に追い込むという性質があるため、二人は虫を駆除する治療を受けなくてはならないことになりました。
しかし、治療をすれば、相手への恋心は失うことになってしまいます。
高坂は悩んだ末、生きるために治療を受けることを決めました。
二人は生きるための選択をしたのですね。
お互いのために切ない別れ
ひじりは治療を嫌がりましたが、高坂は治療が終わったら会いに行くことを約束し、説得しました。
二人は、初めてのキスを交わし、別れていきます。
それから数か月が経ち、治療が終わった高坂は、潔癖症が嘘のようになくなっていました。
高坂は、普通に他人とにコミュニケーションがとれるようになり、仕事も決まりました。
しかし、治療が終わったにも関わらず、高坂は、ひじりへの恋心が消えていないことに気づきます。
高坂は何度もひじりに電話をかけました。
しかし、ひじりに繋がることはありませんでした。
高坂は、治療を終えたひじりの自分への恋心は消えたのだろうと判断し、ひじりをあきらめることにします。
しかし後に、高坂は、衝撃の事実を知ってしまいます。
高坂の虫はまだ完全に消えていなかった!
高坂の虫には薬剤耐性があったため、消滅させるのは無理だったとのことです。
ですが、それは幸運なことで、虫がもし死に絶えたとしたら、宿主は自殺してしまうことがわかりました。
虫を駆除しなければ自殺をするというのは間違いで、実は逆だったことが発覚します。
虫は人間の負の感情をエサとする生物であり、もともと、自殺傾向がある人間に寄生する性質がありました。
ですから、虫がいなくなれば、自殺志願者の負の感情を食べる存在がなくなってしまうので、虫を失くした宿主は、負の感情に苛まれて自殺することになるのです。
ならば、ひじりは?
「虫を駆除したひじりは死んでしまったってこと?!」
ひじりを心配する高坂でしたが、ひじりも生きていました。
ひじりの頭の中にも、高坂の体内にいたのと同じ耐性のある虫がいたのです。
治療の直前、高坂とひじりがキスをしたときに、高坂の虫がひじりの体内に入り込んだようです。
この結果を知ってキスシーンを見たら、複雑な気持ちですね!
二人の虫には薬剤耐性があるので、虫は消えることはありません。
つまり、二人の恋心も消えることはないのです。
「最後は、二人とも結局、虫を退治できなくて、お互いへの恋心を失うことはないというハッピーエンドですね。」
虫のせいでもハッピーエンドで良かった!
まとめ
今回は映画「恋する寄生虫」の原作のあらすじ
タイトルは比喩でもなんでもなく、内容、そのままの意味で、びっくりしましたね。
「恋愛感情って一体何なんだろう?」と考えさせられる作品です。
本作はサスペンス的な要素もあり現実離れした設定も組み込まれていますが、大まかには男女の純愛ラブストーリーです。
原作の繊細な世界観を丁寧に演じてくれそうなキャスティングに期待が高まりますね。