2026年10月9日(金)に全国公開される映画『汝、星のごとく』。凪良ゆうの本屋大賞受賞作を、横浜流星と広瀬すずのW主演で実写化した作品です。本記事では、汝、星のごとくのあらすじを中心に、原作の背景やキャスト、主題歌などの基礎情報を、公開前の予習として徹底整理してお届けします。
公開情報:基本データをチェック
映画『汝、星のごとく』は、2026年10月9日(金)に東宝の配給で全国公開されます。上映時間は135分です。監督は『新聞記者』『余命10年』『正体』などで知られる藤井道人、脚本は『劇場版 きのう何食べた?』などを手がけた安達奈緒子が担当します。音楽は大間々昂、撮影は今村圭佑で、制作プロダクションはTOHOスタジオとドラゴンフライです。また、本作は第31回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓部門」への正式出品も決まっています。
制作背景・原作情報:なぜ今、この物語が映画化されるのか
原作は、凪良ゆうが2022年に講談社から刊行した同名小説です。2023年の本屋大賞を受賞し、凪良さんにとっては『流浪の月』に続く2度目の受賞となりました。続編にあたる『星を編む』が2023年11月に刊行され、シリーズ累計は170万部を超えるベストセラーとなっています。映画化のきっかけは、原作の映像化を望んでいた横浜流星が、信頼を寄せる藤井道人監督に提案したことだと報じられています。横浜さんと広瀬さんは、同じく凪良ゆう原作の『流浪の月』でも共演しており、再び凪良作品で顔を合わせることになりました。完成披露の場では、横浜さんが20代最後の主演作として「令和のセカチューを目指したい」と語ったことも話題になりました。
汝、星のごとくのあらすじ:瀬戸内の島で始まる15年
物語の舞台は、風光明媚な瀬戸内のとある島です。京都から転校してきた男子高校生・青埜櫂(あおの かい)は、漫画原作者になる夢を持っています。一方、島で生まれ育った女子高校生・井上暁海(いのうえ あきみ)は、大好きな刺繍を仕事にしたいと願いながら、母親と暮らしています。高校時代に出会い、恋に落ちた2人でしたが、それぞれが抱える運命に翻弄され、人生の選択を迫られていきます。夢を追いかけて島を飛び出す櫂と、島に残って家族を支える暁海。物理的な距離とともに、心の距離も遠ざかっていく2人は、どのような選択をするのか。キャッチコピーの「この恋は、あまりに苦しい。」が示すように、15年にわたる切なくも壮大な愛の物語が描かれます。
主要キャスト紹介
主人公の青埜櫂を横浜流星、井上暁海を広瀬すずが演じます。2人を取り巻く人々として、櫂の恋多き母・青埜ほのか役を尾野真千子、暁海の母・井上志穂役を木村佳乃が務めます。暁海に刺繍の技術を教える、オートクチュールの刺繍作家・林瞳子役は石田ゆり子、櫂と暁海が通う高校の化学教師で2人を見守る北原草介役は長谷川博己です。さらに、櫂の漫画の作画を担当する親友・久住尚人役に松村北斗、出版社の文芸編集者・二階堂絵理役に中村アン、植木渋柿役に濱田岳が出演します。
主題歌情報
主題歌は、RADWIMPSが本作のために書き下ろした新曲「夕星-ゆうづつ-」です。藤井道人監督とRADWIMPSのタッグは、『余命10年』、Netflix映画『パレード』に続く3度目となります。「夕星(ゆうづつ)」とは、夕方の空に見える金星の古称で、原作のタイトルや世界観とも重なる曲名として、原作ファンからも注目を集めています。
配信情報
本作は2026年10月9日に劇場公開されるため、配信やBlu-ray・DVDの発売に関する情報は、本稿執筆時点では発表されていません。続報が入り次第、本記事を更新していく予定です。公開を待つ間に原作小説や、同じ凪良ゆう原作の『流浪の月』を観ておくのも、世界観に触れる良いきっかけになるでしょう。
考察:なぜ「15年」という時間が描かれるのか
汝、星のごとくのあらすじを振り返ると、物語が「15年」という長い時間軸で描かれていることに気づきます。高校生から大人へと成長する15年は、夢や恋、家族への責任といった、人生の選択が積み重なっていくのに十分な長さです。その長さがあるからこそ、「夢を追って島を出る」「島に残って家族を支える」という選択が、単なる分かれ道ではなく、2人の関係を少しずつ変えていく重みを持つのではないでしょうか。また、「瀬戸内の島」という舞台は、生まれた場所に縛られる人と、そこから離れる人を対照的に映し出す装置のようにも思えます。タイトルや主題歌にも通じる「星」というモチーフは、遠く離れていても同じ空に輝く存在として、2人の距離を象徴しているのかもしれません。
※本記事の考察部分は執筆者による推測・解釈を含みます。あらすじ・キャスト・スタッフ情報は公開時点の公式発表および各種報道に基づいています。







