映画フェイブルマンズは、スピルバーグ監督初の自伝的作品とあったので、実話だと思ってとても興味がわきましたが、実話ではないことがわかりました。タイトルのフェイブルマンズの意味からも実話でないことが判明しました。
そこで、フェイブルマンズが実話でない理由、タイトルの意味をまとめます。
フェイブルマンズでは、主人公の少年に起きる様々な出来事から、「ジョーズ」「ET」「ジュラシックパーク」が生まれた原点を見ることができます。
映画を観ながら、あの映画はこの出来事から生まれたのか…と答え合わせができて楽しい!
アカデミー賞7部門にノミネートされていて、ゴールデングローブ賞作品賞と監督賞を受賞しています。
フェイブルマンズは実話ではない理由!タイトルの意味から判明
映画フェイブルマンズの公式サイトには、実話と思ってしまうような言葉が並んでました。
「スピルバーグ監督が贈る、初の自伝的作品」
「人生の出来事、そのひとつひとつが映画になった」
「この物語を語らずに自分のキャリアを終えるなんて、想像すらできない」
「スティーブン・スピルバーグが”映画監督”になる夢を叶えた自身の原体験を描く」
この言葉に、スピルバーグ監督がどんな子供時代を過ごしてきたのか見れると思ってワクワクしました。
しかし、映画のタイトルの意味から、実話でないことがわかりました。
フェイブルマンズは、フェイブルマン一家という意味で、主人公の名前がサミー・フェイブルマンです。
主人公の名前はスティーブン・スピルバーグじゃないのかと思いつつ
フェイブルマンのフェイブル(fabel)は、ドイツ語で 、英語では “fable”
寓話、作り話という意味です。
フェイブルマンは、作り話の人…
フェイブルマンが実話でないことをスピルバーグ監督が発言
フェイブルマンの特別映像では、スピルバーグ監督がキャスティングについてインタビューで話しています。
コンピューター・デザイナーの先駆者である父親アーノルド・スピルバーグをモデルとしたバートを演じた、ハリウッドきってのカメレオン俳優ポール・ダノについては「ポールはすばらしい俳優だ。役に入り込み、私の父になりきれると思った。」とその演技力を絶賛!
母親のリア・アドラーをモデルとした芸術を愛する才能豊かな音楽家ミッツィのキャスティングについても話しています。
実際にスピルバーグ監督の父のアーノルド・スピルバーグさんは、電気技師で、母リア・アドラーさんはコンサートピアニストです。
映画のあらすじ通り、スピルバーグ監督は、5歳の頃に映画『地上最大のショウ』を観て、映画に夢中になっています。
13歳の頃には、父親から8ミリカメラを渡されて撮影係を頼まれたことがきっかけになって、映画を制作しています。
このことから、完全な実話ではないけれど、全てが作り話ではないということがわかりました。
出来事がスピルバーグ監督の映画作品につながる
映画のあらすじでは、主人公が西部に引っ越します。
そして、映画のサブタイトルにある「人生の出来事、そのひとつひとつが映画になった」に繋がります。
フェイブル少年が西部で体験する出来事から、「この出来事はジョーズか」「これはET」「ジュラシックパーク」など、答え合わせができます。
フェイブルマンのあらすじ
主人公のサミー・フェイブルマン少年は、初めて映画を観てから映画に夢中になる。
父親に8ミリカメラを渡されて、家族旅行の撮影係を頼まれたことがきっかけになって、妹や友人たちが出演する映画を撮影してました。
映画を制作することを芸術家の母親は応援してくれましたが、科学者の父親は不真面目な趣味だと考えていました。
しかし、一家が西部に引っ越したことで、人生が変わります。
両親との葛藤や絆、様々な人々との出会いによって、サミーは成長していきます。
様々な出来事のひとつひとつが映画になった
最後には、
50年にわたるキャリアを持つ偉大なる巨匠、スティーヴン・スピルバーグの集大成とも名高い本作をぜひ劇場の大きなスクリーンでお楽しみください!
監督の最新作「フェイブルマンズ」の予告編とポスター画像が公開された。
本作は、「ジョーズ」「E.T.」、そして「ジュラシック・パーク」などのヒット作を世に送り出してきたスピルバーグ監督が“映画監督”になる夢を叶えた自身の原体験を描いたもの。主人公は、コンピューター技師の父と、かつてピアニストを目指していた母のもとで育った少年サミー。初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミーが、両親との葛藤や絆、様々な人々との出会いによって成長していきながら、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求めるさまを描く。