マリオ映画キャスト完全ガイド|前作・続編の声優陣を徹底紹介【英語版・日本語版】

マリオ映画キャスト完全ガイド|前作・続編の声優陣を徹底紹介【英語版・日本語版】

2023年に公開され世界的大ヒットを記録した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、そして2026年4月に公開された続編『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』。この2作品は、ニンテンドーの人気キャラクターたちに命を吹き込んだ豪華声優陣によって支えられている。本記事では、前作・続編それぞれのキャストを英語版・日本語版の両方で整理し、キャスティングの狙いや演技の効果についても考察していく。

【日本語版】 『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 最終トレーラー
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』2026年4月24日全国ロードショー▼映画について詳しくはこちらWEB::@mariomoviejpInstagram:@mariomoviejpX:【任天堂...

【基礎知識編】マリオ映画2作品の声優キャスト概観

まず全体像を押さえておきたい。前作・続編ともに監督はアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニックのコンビが務め、脚本はマシュー・フォーゲル、音楽はブライアン・タイラーが担当している。声優陣についても、マリオ役のクリス・プラット(英語版)/宮野真守(日本語版)をはじめ、主要キャラクターの多くが続編でも続投しているのが大きな特徴だ。

一方で、続編『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』では、ロゼッタ役のブリー・ラーソン(日本語版:坂本真綾)、クッパJr.役のベニー・サフディ(日本語版:山下大輝)、そしてヨッシー役のドナルド・グローヴァー(全言語共通)など、新規キャラクターに新たな声優陣が加わった。続投と新規参入のバランスが、シリーズとしての一貫性と新鮮さを両立させているのではないだろうか。

【前作キャスト編】『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)

  • マリオ(クリス・プラット/宮野真守)
    英語版のマリオ役には、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター・クィル役などで知られるクリス・プラットが起用された。コミカルさと人間味を併せ持つ演技には賛否もあったが、結果として世界的な大ヒットにつながっている。日本語版は宮野真守が担当し、マリオ特有の掛け声と自然な台詞回しの切り替えに苦労したと語っている。この「掛け声担当としてのマリオ」という難役を、幅広い役柄を演じ分けてきた宮野が引き受けたことは、単なる知名度だけでなく声の演技力を重視したキャスティングだったと言えそうだ。
  • ピーチ姫(アニャ・テイラー=ジョイ/志田有彩)
    従来「クッパにさらわれるヒロイン」というイメージが強かったピーチ姫だが、本作では凛としたキノコ王国のリーダーとして描かれている。この現代的なピーチ像を支えるうえで、芯の強さと知性を感じさせる声質のキャスティングが選ばれたのではないだろうか。
  • ルイージ(チャーリー・デイ/畠中祐)
    英語版のチャーリー・デイは、クリス・プラットとは『LEGOムービー』シリーズでの共演歴があり、兄弟のような掛け合いの自然さに一役買っている。日本語版の畠中祐は、恐怖に慌てふためくルイージのリアクション演技に苦心しつつ、アドリブも交えて役に厚みを持たせたという。臆病だが憎めない弟キャラという設定に、両者の演技がうまく噛み合っているように感じられる。
  • クッパ(ジャック・ブラック/三宅健太)
    劇中で披露される「ピーチ姫への恋心を歌う楽曲」は即興で生まれたとされ、ヴィランでありながらどこか愛嬌のあるクッパ像を確立した立役者と言える。日本語版は三宅健太が担当し、迫力ある声量とコミカルな緩急を使い分けている。強大な力を持ちながら音楽の才能もあり、ピーチ姫にベタ惚れという多面的なキャラクターだからこそ、単純な悪役に留まらない演技が求められたのだろう。
  • キノピオ(キーガン=マイケル・キー/関智一)
    英語版のキーガン=マイケル・キーは、テンポの良いコメディ演技に定評があり、キノピオの陽気さとコミカルなツッコミ役を体現している。日本語版の関智一は、キノピオの裏設定について「年齢的には17、8歳の青年」と語っており、単なるマスコットキャラではない人物像を意識した演技をしていたことがうかがえる。
  • ドンキーコング(セス・ローゲン/武田幸史)
    豪快で少し子供っぽいドンキーコングのキャラクター性と、ローゲン特有のハスキーな声質は好相性だったのではないだろうか。日本語版は武田幸史が担当している。
  • その他のキャスト
    クランキーコング役はフレッド・アーミセン、スパイク役はセバスチャン・マニスカルコ、カメック役はケヴィン・マイケル・リチャードソンが英語版を担当した。日本語版でも多数の声優陣が起用され、劇場公開版のエンドクレジットに日本語キャストが記載されている。

【続編キャスト編】『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(2026)

2026年4月24日に日本公開された続編では、前作の主要キャストが続投しつつ、さらに新キャラクターの声優陣が発表された。マリオ役(クリス・プラット/宮野真守)、ピーチ姫役(アニャ・テイラー=ジョイ/志田有彩)、ルイージ役(チャーリー・デイ/畠中祐)、クッパ役(ジャック・ブラック/三宅健太)、キノピオ役(キーガン=マイケル・キー/関智一)という布陣は前作から変わらない。つまり、ファンにとって馴染み深い「声」がそのまま続編にも引き継がれた形だ。

  • ロゼッタ(ブリー・ラーソン/坂本真綾)
    本作から登場するロゼッタ役には、英語版でブリー・ラーソンが起用された。日本語版は坂本真綾が担当し、宇宙の天文台でチコたちと暮らす神秘的な存在感を声で表現している。しかも、物語の重要人物としてピーチ姫との関係にまつわる秘密が明かされる展開もあり、単なる案内役ではない厚みのあるキャラクターとして描かれている点が、ファンの間で話題になった。
  • クッパJr.(ベニー・サフディ/山下大輝)
    クッパの息子であり、本作の敵対的存在となるクッパJr.役には、英語版でベニー・サフディ、日本語版で山下大輝が起用された。父親譲りの野望を抱きながらも、どこか子供っぽさを残すキャラクター造形に合わせたキャスティングと言えそうだ。
  • ヨッシー(ドナルド・グローヴァー ※全言語共通)
    マリオたちの新たな相棒として登場するヨッシーは、全言語共通でドナルド・グローヴァーが声を担当するという異例のキャスティングとなった。つまり、吹き替えという概念を超えて同一の声優が世界中で同じ演技を届けるという試みであり、ヨッシーというキャラクターの象徴性を高める狙いがあったのではないだろうか。
  • ハニークイーン(イッサ・レイ)& マムー(ルイス・ガスマン)
    新キャラクターとして、ハニークイーン役にイッサ・レイ、マムー役にルイス・ガスマンが発表された。マムーはヘブンズドアギャラクシーの地下でカジノを運営する存在として登場し、原作ゲーム『夢工場ドキドキパニック』『スーパーマリオUSA』にルーツを持つキャラクターである。なお、威圧的な口調と独特の存在感を、ガスマンの重厚な声質が支えている。
  • フォックス・マクラウド(竹内栄治 ※日本語版)
    『スターフォックス』シリーズからのゲスト出演となるフォックス・マクラウドは、日本語版を竹内栄治が担当。このように任天堂の複数IPを横断するクロスオーバー的な演出において、既存ファンに馴染みのある声優を起用した点は、シリーズ愛を意識したキャスティングと言えるだろう。

【舞台裏エピソード編】日本語吹替版制作の裏側と公開後の反響

キャスティングの妙だけでなく、収録現場での工夫にも注目したい。前作の日本語吹替版は音響監督・三間雅文体制のもとで制作され、宮野真守はマリオ特有の掛け声と通常の台詞との切り替えに苦労したと語る一方、キャラクターの人となりを自由に演じられたことにやりがいを感じたとも明かしている。さらに、畠中祐も恐怖に慌てるルイージのリアクション演技について宮野と共に練習を重ね、イルミネーション作品特有の細かなキャラクターの動きに合わせてアドリブを加えたという。加えて、関智一はキノピオの裏設定について「年齢的には17、8歳の青年」と語るなど、キャスト自身がキャラクター理解を深めながら収録に臨んだことがうかがえる。

なお、劇場公開版とテレビ放送版とでは台本にも違いがある。フジテレビ系列での地上波放送版では、劇場版とは異なる日本語版台本(ヨーロッパ企画・上田誠が担当)が用いられており、同じ作品でも媒体によって異なる言葉選びが楽しめる点も見どころのひとつだ。続編『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の公開時には、マリオ役の宮野真守が始球式に登板したり、プロデューサーの宮本茂やアンバサダーを交えたジャパンプレミアが開催されたりと、キャスト自身が作品の魅力を発信するイベントも数多く実施された。

【興行成績編】2作品のヒットを支えた背景

前作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、公開から9日間で世界興行収入3億8000万ドルを突破し、当時『アナと雪の女王2』が保持していた記録を塗り替えるオープニングを記録した。最終的には全世界で13億ドル以上を記録し、ゲーム原作映画としては歴代最高額、アニメーション映画としても歴代2位という大ヒット作となっている。そのため、続編への期待値も非常に高い状態でスタートしたと言えるだろう。実際、続編『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』も日本国内の興行収入ランキングで1位を記録するなど、公開後も好調な滑り出しを見せている。

【比較考察編】続投と新規キャストが作品にもたらす効果

前作から続編にかけてのキャスティングを見ると、主要6キャラクターの声優陣がほぼ全員続投している点が際立つ。これは単なる制作上の都合だけでなく、観客が前作で確立された「声」をそのキャラクターの一部として認識していることへの配慮ではないだろうか。なぜなら、声優を変更すれば違和感が生じかねない一方、新キャラクターには新しい個性を持つ俳優・声優を起用することで、シリーズ全体に停滞感を与えない工夫がなされているように見えるからだ。

また、英語版と日本語版でキャスティングの方向性に違いも見られる。英語版はハリウッドスターやコメディアンを中心に起用し、話題性と演技の幅広さを重視する傾向がある。一方、日本語版は宮野真守や坂本真綾のように、アニメ・吹き替えの両方で実績を持つ声優を起用しており、原作ゲームファンの世代にも馴染みやすい布陣となっている。つまり、この差異は、両地域における「マリオ」というコンテンツの受容のされ方の違いを反映しているのかもしれない。

あわせて読みたい関連記事

ニンテンドー原作の映像化作品やNetflix作品のキャスト特集にも関心がある方には、以下の記事もおすすめだ。『ONE PIECE』live-action Season 2 キャスト完全ガイドでは原作再現度の高いキャスティングを特集しており、『ストレンジャー・シングス』作品が描くテーマ考察では80年代ノスタルジーや社会背景に焦点を当てて考察している。あわせてチェックしてみてほしい。

より詳しい公式情報を確認したい場合は、任天堂公式ニュースリリース『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』公式サイトもあわせて参照してほしい。

まとめ

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』と続編『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』は、続投キャストによる安定感と新規キャストによる新鮮さを巧みに組み合わせたキャスティングによって支えられている。さらに、英語版・日本語版それぞれの声優陣が、原作ゲームのキャラクター性を尊重しながら独自の解釈を加えている点も、シリーズが世代を超えて愛される理由の一つと言えそうだ。今後の展開でも、キャスティングの意図に注目しながら鑑賞すると、新たな発見があるかもしれない。

※本記事のキャスティングに関する考察部分は執筆者の推測を含みます。

error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました