11月も中盤を迎え、随分冬めいてきましたね。10月より始まった秋ドラマも丁度折り返しを迎え、ストーリーが進展したり、謎が少しだけ明らかになったりと何かと見逃せないこの期間。今期は、不穏なストーリーが意外性を持っている日曜劇場「下剋上球児」や、大ヒットドラマsilentのスタッフが制作し、一つ一つのセリフがインパクトの強い「いちばんすきな花」など話題作が揃っています。
そこで今回は、長らく愛され、今シーズン初めてゴールデンに登場した人気作「家政夫のミタゾノ」についてご紹介します。ゴールデンに進出したのをきっかけに初めてこのドラマを見た方もいると思います。そんな方のため、この記事では第5シーズンまでの過去作の振り返りや、歴代のミタゾノの相棒、シリーズを見るにあたって知っておきたいことをまとめてみました。これを機に、過去シリーズを振り返りましょう。どうぞ最後までご覧になってください!
「家政夫のミタゾノ」についての基本情報!今期の登場人物をおさらい
家政夫のミタゾノは、テレビ朝日系で火曜9時より放送されているドラマです。現在は第6シーズンで、2016年から7年間も放送されています。ストーリーは一貫しており、女装した家政夫美田園薫(演:松岡昌宏さん)が派遣先のトラブルを華麗に解消していくという一話完結のお話になっています。毎回、家事に使える豆知識を披露することでも知られ、コメディータッチの話ながら時事ネタなども入り込んでおり、色々な側面から楽しめるのが特徴です。余談ですが、家事監修を行っている「家事えもん」こと松橋周太呂さんは、今年キングオブコントで優勝した「サルゴリラ」の二人と以前「ジューシーズ」というトリオで活動していました。
さて、第6シーズンの主な登場人物は、美田園たちが勤務するむすび家政婦紹介所の所長である結頼子(演:余貴美子さん)や、見習い家政婦村田光(演:伊野尾慧さん)、新米家政婦矢口実優(演:桜田ひよりさん)などがいます。今期も束縛の強い夫から逃げたり、今なにかと話題の「セカンドパートナー」についての話だったりとミタゾノが派遣される家庭は訳がありまくり。それを見事にさばいていくミタゾノの姿も健在です。主題歌はHey!Say!JUMP! の「それぞれ」になっています。この歌は、Kaoruこと美田園薫が作詞作曲を行っています。
「家政夫のミタゾノ」シリーズを一挙解説!元相棒、他キャストは?過去作品はどこで見られる?
ここからは6つもあるシリーズを一挙に紹介し、まとめていこうと思います。実はこのシリーズを通して出演しているのは、主演のミタゾノと結所長の二人だけ。その他はキャストの入れ替わりがあります。歴代相棒から入れ替わりのキャストについても書くので、ここ見ればシーズンごとの特徴が一目瞭然!
第1シーズンは2016年に公開されました。当時のミタゾノの相棒は清水富美加さん演じる花田えみり。おっちょこちょいだが優しい性格の持ち主で、ミタゾノに良いように扱われていました。現在は芸能界を引退されている清水さんですが、一期の姿を見るとやはりとても可愛らしい方だなぁ、と再認識させられます。ちなみに、むすび家政婦紹介所のメンバーには、ゴシップ好きの藤川(演:柴本幸さん)と、金に困る有沢(演:堀田茜さん)、今期でも登場している阿部真理亜などがいます。シリーズ1では後妻業や平成版春日局など、これまた癖が強い人物が登場していました。ゲストキャストには夏木マリさんや、温水洋一さん、売れていない頃の松下洸平さんなどがいらっしゃいました。
2018年放送の第2シーズンの相棒は剛力彩芽さん演じる五味麻琴。6人兄弟の長女で、亡くなった母に変わり面倒を見ています。元お嬢様で、現在は貧乏な暮らしを強いられています。また、第2シーズンでは、派手な服の平野(演:椿鬼奴さん)や早坂倫子(演:内藤理沙さん)などが前回の家政婦メンバーと入れ替わりで登場していました。シリーズ2では官能小説家などが登場。ゲストキャストには戸塚純貴さんやまだデビューしていないSixTONESのジェシーさんが出演していました。
2019年放送の第3シーズンの相棒は川栄李奈さん演じる恩田萌と、伊野尾慧さん演じる村田光。村田は結所長の甥っ子で、第6シーズンまで継続して出演しています。恩田は裁判傍聴マニアで、勝気な性格です。第3シリーズでは第2シリーズでは出ていなかった阿部真理亜がカムバック。加えて、今シーズンでも出演している式根志摩(演:しゅしまはるみさん)が新たにメンバー入りをしました。ここから、相棒枠以外の家政婦のメンバーは変わることなく続いています。シリーズ3では、バンドマンや内閣官房長官などが登場。小堺一機さんや安達祐実さんなどがゲスト出演していました。
2020年放送の第4シーズンは、新型コロナウイルスの影響を受けました。5月に撮影が中止され、その間には傑作編が放送されていました。また、全編リモートで収録を行った特別編も放送され、これまでのシーズンとは少し異なる形となりました。しかし、6月には放送が開始され今までと変わらないミタゾノが戻ってきます。このシーズンの相棒は飯豊まりえさん演じるバツ2の霧島舞。人気ラーメン屋の店主や脚本家などが登場し、ゲストキャストには音尾琢真さんやジュディ・オングさんなどがいらっしゃいました。
2022年放送の第5シーズン。この時の相棒は勉強ができないヤンキー本仮屋素子でした。(演:山本舞香さん)ちなみに第6シーズンでは、同じくテレビ朝日で放送されている「今日からヒットマン」に出演している山本さんが、一夜限り本仮屋として家政夫のミタゾノにカムバック!楽しみですね。さて、話を戻して。第5シーズンでは学園の副理事長や教育評論家などが登場し、ゲストには観月ありささんなどがいらっしゃいました。
そして現在の第6シーズン。相棒は桜田ひよりさん演じる矢口実優。肝が据わり、色恋沙汰に達観した意見を述べる新人家政婦です。ここまで数話放送されましたが、今回の派遣先も何癖もあります!これからの放送も期待大です!尚、過去作品に関してはテラサやアマゾンプライム(要レンタル)で見られることができます。
「家政夫のミタゾノ」でまだ明らかになっていないこととは!
さて、第6シーズンまで放送されていますが、まだ明らかになっていないこともあるのです。それは、ミタゾノの過去について。第1シーズンにてミタゾノには妹がいたことが判明し、亡くなったと思われる場所に献花をしているというシーンがありました。このため、妹は何らかの理由でなくなっており、妹の死が家政夫をし続ける要因…?と推測されています。結所長もミタゾノの過去を把握しており、承知したうえで雇っています。6シーズと長らく続いているドラマですので、設定なども若干の変更はありそうです。しかし、この過去については第1シーズン以来掘り下げておらず、いまだに現存しているのかは不明。しかし視聴者としては謎めいたハイスペック家政夫、ミタゾノのパーソナルな部分について知りたいですよね。第6シーズンでもう少し掘り下げられることを期待しましょう!
まとめ
テレビ朝日のドラマは「相棒」や「科捜研の女」シリーズなど、シリーズものが多い印象を受けます。ミタゾノもテレビ朝日を代表するドラマにありつつありますね。「家政婦は見た!」から始まった日本の家政婦もの。ゴシップを盗み見する家政婦というイメージは「家政婦のミタ」の大ヒットに次いで、「家政夫のミタゾノ」と脈々と?受け継がれています。インパクトの強いミタゾノと言うキャラクターと、コメディータッチのストーリーが人気の一因となっています。
次回放送は11月14日。第6話が放送されます!今回の記事は以上になります。ここまでご覧いただき、ありがとうございました!