飛奈淳一|竹内涼真が演じる正義と過去の狭間で揺れる刑事
神奈川県三ツ葉警察署の刑事
主人公・飛奈淳一を演じるのは竹内涼真です。淳一は35歳、神奈川県三ツ葉警察署の刑事。責任感が強く、正義感のある人物です。
しかし、彼には23年前の秘密があります。小学6年生の時、仲の良かった同級生3人と一緒に拳銃を埋めた。その秘密が、彼を警察官にしたのかもしれません。
なぜ地元を離れたのか
淳一は、小学校卒業後、地元を離れました。そして23年間、かつての仲間たちと一度も会うことがありませんでした。
なぜ彼は距離を置いたのか。その理由が、物語の重要な鍵となります。淳一は、4人の中で最も強く罪の意識を感じていたのです。
竹内涼真の演技
竹内涼真は、淳一の内面の葛藤を繊細に演じています。正義を貫きたいという警察官としての使命感と、かつての仲間を守りたいという気持ち。その二つの間で揺れ動く姿が、観る者の心を打ちます。
記者会見で竹内は「面白いドラマが出来ました」と自信を見せました。地元・相模原でのロケについても熱っぽく語っており、リアリティのある演技で複雑な境遇の刑事を熱演しています。

岩本万季子|井上真央が演じる守られ続けた女性
美容室経営者として
岩本万季子を演じるのは井上真央です。万季子は淳一の同級生で、美容室「Ma saison」を経営している美容師。圭介と結婚し一人息子・正樹を授かるも離婚し、息子と二人で暮らしています。
小学生の頃、頼りがいのある性格から、淳一、圭介、直人の3人から恋心を寄せられていました。しかし彼女自身は、淳一に特別な思いを抱いていたのです。
常に守られてきた存在
万季子は、常に誰かに守られてきました。小学生の時は3人の男子に、結婚してからは圭介に、離婚後も直人に。
しかし、守られることは必ずしも幸せではありません。自分の意志で選択できない。自分の人生を生きられない。その苦しみが、万季子の中に積み重なっているのです。
井上真央16年ぶりのテレビ朝日系ドラマ
井上真央にとって、本作はテレビ朝日系ドラマ16年ぶりの出演となりました。記者会見で井上は「私は幸運にもすてきな男性に囲まれることが多く、今回もイケてるメンズたちに囲まれながら楽しく撮影しています」と笑顔を見せました。
「台本が届くたびに『次の話はどうなるんだろう』とワクワクしています。もうすでにこのドラマのいちファンになっています」と語る井上。過去の秘密を抱えながらたおやかに生きる女性を、繊細に体現しています。
清原圭介|瀬戸康史が演じる気を使いすぎる優等生
一級建築士という立場
清原圭介を演じるのは瀬戸康史です。圭介は一級建築士として働いており、昔から優等生タイプ。周囲に気を使いすぎる性格で、誰にも言えない秘密を抱えています。
万季子の元夫でもあり、一人息子・正樹の父親です。離婚後も、万季子と正樹のことを気にかけています。
「イケボ」が話題に
記者会見で、瀬戸康史の「イケボ(イケメンボイス)」が話題になりました。竹内が「役柄は頼りない感じなんですけど、声はすごく頼りがいがあって」と語ると、井上も「テンパっているのにいい声というのが面白いんです」と証言。
瀬戸は「そんな役にする予定はなかった」と慌てる一幕もありましたが、結果的にこの「声と役柄のギャップ」が、圭介というキャラクターの複雑さを際立たせています。
瀬戸康史の役作り
瀬戸は圭介について「実は、僕自身も周囲を気にするところがあるんですよ。圭介とは違い、それをストレスに感じたりはしないのですが、共感できる部分がすごくある人物ではあります」とコメントしています。
優等生として期待に応え続けることの苦しさ。それが圭介を追い詰めていきます。
佐久間直人|渡辺大知が演じる報われない想い
地元名士の息子
佐久間直人を演じるのは渡辺大知です。直人は万季子に長年の恋心を寄せています。地元名士の息子という立場にありながら、その想いは決して報われません。
直人の兄・秀之がスーパーの店長を務めており、万季子の息子・正樹が万引きをした際、多額の金銭を要求する事件を起こします。この事件が、物語を大きく動かしていきます。
23年間変わらない想い
直人は、23年間ずっと万季子を想い続けてきました。しかし、万季子の心は淳一に向いています。この報われない恋が、直人を苦しめています。
渡辺大知の演技
渡辺大知は、直人の切ない想いを静かに演じています。派手な演技ではありませんが、その抑制された表情の中に、23年間の積み重なった感情が滲み出ています。
記者会見での初恋の思い出というお題に、渡辺が「中2の夏」と書いて「生々しいですよね(笑)」と笑いを誘う一幕もありました。
小杉房則|段田安則が演じる謎の署長
三ツ葉警察署の署長・小杉房則を演じるのは段田安則です。淳一と共に真相を追う立場にありますが、23年前の事件との関わりが示唆されています。
段田安則の存在感が、物語に重みを与えています。ベテラン俳優ならではの演技力で、謎めいた署長を演じています。
南良理香子|江口のりこが演じる刑事
刑事・南良理香子を演じるのは江口のりこです。淳一の同僚として登場しますが、終盤になって事件の関係者の可能性が浮上してきます。
江口のりこの独特の雰囲気が、物語に不穏な空気を漂わせています。「江口のりこ ドーン!」とSNSでも話題になりました。
子役たちの熱演|23年前を生きる
小学生時代の淳一(味元耀大)
小学生時代の淳一を演じたのは味元耀大です。勇敢で正義感の強い少年として、竹内涼真の演じる現在の淳一に繋がる演技を見せています。
小学生時代の万季子(本屋碧美)
小学生時代の万季子を演じたのは本屋碧美です。仲良くしていた男子たちから恋心を寄せられる存在として、井上真央に繋がる演技をしています。
高校生時代の万季子(新井美羽)
第5話から登場した高校生時代の万季子を演じたのは新井美羽です。「三年前にも井上さんの幼少期をやらせていただいて、また再会できました」とコメントしています。
4人の化学反応|23年間の空白を埋める
井上真央はインタビューで「この作品には23年間の空白がありますが、そこを想像しながら現場に行っています。竹内くんと2人きりになった時、そこで初めて見せてくれる顔があるんですね。それが、3人になったらまた違う空気になったり。会話をしなくても、持ち寄った表情で感じ取れることがある」と語っています。
この言葉が示すように、4人の俳優たちは、台詞だけでなく、表情や空気で23年間の空白を埋めているのです。その繊細な演技合戦が、本作の最大の魅力となっています。

