事前情報が一切なく、謎に包まれていた日曜劇場「VIVANT」。しかし、いざ蓋を開けてみたら壮大すぎるスケールと豪華な俳優陣、謎が謎を呼ぶストーリーなど期待を裏切らないクオリティで、視聴率も好調をキープしています。連日考察がSNSで盛り上がっており、今後のストーリー展開も注目な「VIVANT」。この記事では、あの壮大なドラマがどこで撮影されたのか、ロケ地をまとめてみることにしました。調べていくと日本の田舎など、意外な地で撮られていたことが発覚。実は、皆さんのお家の近くで撮影されていたかも?国内外に及ぶ様々なロケ地を可能な限り探してみたので、是非ご覧ください!ミニ観光情報もつけておりますので、『聖地巡礼』にもお勧めです。
尚、本記事は第4話までの情報となり、記事の都合上第4話までのネタバレが少し見られます。ドラマを未視聴の方はご注意ください。
そもそもドラマ「VIVANT」とは?
ロケ地を整理する前に、まずは「VIVANT」を知らない方のために少しだけ解説。このドラマは誤送金問題に巻き込まれ、架空の国バルカ共和国へと向かった商社マンの主人公乃木が、公安や『別班』と呼ばれる組織などと関わっていきながら、社会の陰謀に踏み込んでいくというお話。主演は堺雅人さんで、その他二階堂ふみさんや阿部寛さん、役所広司さんや松坂桃李さん、そして追加キャストとなった二宮和也さんなど豪華キャストが名を連ねています。未だ明かされていない乃木の過去や『別班』という意味を持つ「VIVANT」の真相など、今後の展開にも注目が集まります。
全てが謎に包まれた「VIVANT」はどんなドラマ?豪華俳優陣など、今分かる情報から考察!
「VIVANT」のロケ地~国外編~
「VIVANT」はモンゴルにて、二か月半に及ぶロケを行っています。以下、第一話を中心に登場したロケ地をご紹介!
まず予告でも登場し、「VIVANT」のスケールを象徴している最たる場所といえば砂漠のシーンで登場したホンゴル砂丘。この砂漠は南ゴビ砂漠のゴルハン・サイハン国立公園にあります。砂丘と言えば日本には鳥取砂丘がありますが、より広大なスケールでの絵が欲しかったため、海外ロケを敢行しています。お金を惜しまないTBSの本気度が伺えます。
その他、拠点であるバルカ共和国の広場はモンゴルの首都ウランバートルにあるスフバートル広場。終盤のスリリングな場面で登場した在バルカ共和国日本大使館は、ホテルを利用して撮影しています。そのホテルはBuudai Hotel。流石に大使館では撮影できないですもんね。『ぽい』場所を見つけてくる、ロケハンが優秀です。ちなみに、誤送金問題にも関わったGFT社のロケ地は、同じくウランバートルのCentral Towerです。
その他チンギスハーン国際空港などモンゴルでの撮影は多岐にわたります。昨今、ドラマの低額化が進んでいる中で異例の長尺海外ロケ。一話に一億円かけているという噂もあります。第五話以降も乃木達はバルカ共和国が向かうシーンがあり、以降どんな場所が出てくるのかも注目したいですね。
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「VIVANT」のロケ地~国内編~
第四話ではようやく日本に帰ってきた乃木達。そこで、ここでは日本編でのロケ地を紹介。調べてみると島根での撮影が非常に多かったです。SNSの考察班によれば、乃木は島根にルーツがあるらしいです。そのため、重要文化財など様々な島根の名所でドラマが撮影されています。その他、全国津々浦々で撮影しているため、皆さんの近くも実は堺雅人さんが来ていたかも?
三話にて登場した、乃木が熱心に参拝している神社は東京都千代田区の神田明神。公式Twitterでも公式キャラクター「ヴィヴァンちゃん」と共に神田明神での写真が投稿されています。JRやメトロの御茶ノ水駅から徒歩五分、秋葉原駅から徒歩七分と好立地にある神田明神。通勤のついでなどを利用して行ってみてはいかがでしょうか?『別班』のような気分になれますよ!
また、愛知県豊橋市では同期の山本が逃走する大宮駅のシーンにて、撮影されました。豊橋市は『ルーズヴェルト・ゲーム』や『陸王』など福沢監督作品御用達の場所。公式Twitterによれば、約600名のボランティアエキストラが集結し、現場がカオスな雰囲気になったそうです!その他、第四話にて松坂桃李さん演じる黒須が隠れた先も豊橋市にある『焼肉ゆかた 豊橋駅前店』で撮影されています。
おまけになりますが、乃木が山本を処理した地は静岡県掛川市の「潮騒橋」です。山本の恐怖がモロに伝わってきそうですね…
ここからは、島根のロケ地を紹介!まず、乃木が同期の山本と歩いた歩道は松江城のお堀沿いです。背景のビル群は東京の大手町の景色を合成しており、ドラマ通りの完全な場所というのは存在しません。松江城といえば、言わずと知れた島根県の有名観光地。春は桜と共に楽しむことができます。ちなみにですが皆さん、この景色が合成だと見抜くことはできたでしょうか?私はできませんでした…現代の技術の高さも驚嘆ものですよね。松江城は、本丸には入場料無料、天守閣には大人680円で入ることができます。
そして、乃木が二重人格のもう一人の自分と対話するという今後の伏線になりそうな場面では、重要文化財でもある櫻井家住宅で撮影されています。櫻井家住宅は、島根県奥出雲町にあり、戦国武将である塙団右衛門の末裔が住んだ家です。国の重要文化財、県の有形文化財に共に指定されています。庭は紅葉も楽しめ、情緒たっぷり!また、「もののけ姫」などでお馴染みの「たたら製鉄」についての歴史をはじめとした奥出雲の風土について知ることができる可部屋集成館も併設されており、櫻井家庭園も一緒に入れる券を購入すると、大人1000円でどちらも入ることができます。
これからはまだドラマに登場していない島根やその他のロケ地について紹介していきます。どんな登場になるのか?!注目していきたいですね。
まず、大々的な撮影となったのが出雲大社。縁結びの聖地ですね。公式Twitterでは現地のエキストラも多く入った結婚式の写真が投稿されていました。考察班によると、新郎は林遣都さん?林さんは乃木の父の役で回想シーンにしか登場していません。このシーンがどこに使われるのかは謎ですが、乃木について知る手掛かりになりそうなので着目しておきたいです。出雲大社は島根県出雲市にあり、アクセスは車の方が便利!周辺は様々なスピリチュアルスポットがあり、英気を養うのにおすすめです。
島根県庁も、撮影が訪れ放映される予定です。島根県庁前では福沢監督と堺雅人さん、阿部寛さんによるインタビューが『島根県観光振興課公式チャンネル』にて公開されています。堺さんの母方は島根県出身とのことで、縁を感じたそう。現在この動画は24万回再生されています。その他島根の撮影地は本庄小学校や旧大谷小学校など続々登場予定!松江市の観光課も力を入れて宣伝しており、町おこしの一環となっています。現地の人にとっては感慨深いですよね。
島根以外のまだ登場していないロケ地は、横浜中華街などがあります。まだわかっていない情報が開示されると共に、これらの場所も登場することでしょう!
最後に
今回調べていくと、余りのスケールの高さに驚くばかりでした。ただでさえお金を掛ける傾向にある日曜劇場。その中でも過去最大規模である「VIVANT」はキャストだけでなく、撮影にもかなりのお金を掛けています。スリリングなモンゴルでのシーンはなんとCGほぼなし!日本のドラマも捨てたものではありませんね。今後も目が離せない「VIVANT」。第五話も拡大放送版となっており、ストーリー展開や結末が読めません。その中で、ロケ地にも目を向けながらドラマを見ていくと、より楽しめるのではないでしょうか!?
今回は「VIVANT」のロケ地について紹介しました。長々と、ご覧いただきありがとうございました!